ストーリー
美しくも悲しき妖精の“秘密”

妖精の国・ムーアで育った可憐な妖精・マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)は、ある日、敵対している人間の国の青年・ステファン(シャールト・コプリー)と出会い、恋に落ちた。しかし、ステファンの心は野心にあふれ、いつしかマレフィセントから離れていく。時が経ち、人間と妖精の戦いが再燃。ムーアの守護者として国をまとめる存在に成長したマレフィセントは人間たちの襲撃をことごとく追い返していた。人間の国の王様は「マレフィセントを殺した者を娘と結婚させる」というおふれをだす。王の言葉に目がくらんだステファンは、久しぶりにマレフィセントのもとを訪れる。何も知らず、ステファンが会いに来たことを喜んだマレフィセントだったが、ステファンはそんな彼女を騙し、トレードマークである大きな翼を奪い去ってしまう。ステファンは「マレフィセントを殺した証拠」として王に翼を渡し、計画通り王座を手に入れた。ステファンの裏切りを知ったマレフィセントは絶望し、悲しみと憎しみからすっかり豹変。ムーアは以前のような輝きを失ってしまった…。

そして、ステファンと王妃の間に美しい姫・オーロラが誕生。妖精のノットグラス(イメルダ・スタウントン)たちがオーロラの誕生を祝福する中、マレフィセントがパーティーの場に現れた。復讐に駆られたマレフィセントはオーロラに“呪い”をかける。オーロラは16歳の誕生日に糸車の針で指を刺して永遠の眠りにつき、真実の愛のキスだけがその眠りを覚ますことができるというのだ。呪いを恐れた王は、ノットグラスたちに密かにオーロラを育てるよう命令。妖精たちは森の奥でオーロラを育てようとするが…