ストーリー
強く美しい少女の恋と魔法の物語
エラ(リリー・ジェームズ)は行商人の父と優しい母と共に森の中の屋敷で暮らしていた。幸せな日々が続くと思われたが、突然母が病死してしまう。それでも、母と交わした「勇気と優しさを忘れない」という約束を胸に、美しい少女へと成長する。そんなある日、父が再婚することになり、エラの家には、プライドの高いまま母(ケイト・ブランシェット)と姉たち(ソフィー・マクシェラ、ホリデイ・グレインジャー)がやってくる。優しい父もその後ほどなくして亡くなってしまい、まま母たちはエラを屋根裏部屋に追いやり、使用人のように扱い始める。
寒さをしのぐために暖炉の前で眠り、灰を顔につけたまま働くエラを「灰まみれのエラ=シンデレラ」とからかうまま母たち。いつでも母との約束を守り続けてきたエラだったが、3人の仕打ちに耐えかねて遂に家を飛び出してしまう。
そんなエラが森で出会ったのは、陽気な青年・キット(リチャード・マッデン)。エラとキットは互いに惹かれ合うが、実はキットは王子だった。彼は死を目前にした父王(デレク・ジャコビ)から、政略結婚を勧められていたが…