切なすぎる小説としてSNS等で反響が広がり続け、ベストセラーを記録している小説を、小松菜奈さんと坂口健太郎さんのW主演で映画化した『余命10年』。RADWIMPSが劇伴(映画で流れる音楽)を実写映画で初めて手がけ、注目されました。昨年3月に公開されると、瞬く間に話題になり、「"また観たい"って初めて思った作品。全てが素晴らしかった...」「人の命と心に真摯に向き合う、実直で深い一人一人の感情を体験しました。」など、感動の口コミが広がりました。ロングラン上映にもなり、興行収入は30億円を超える大ヒット!
恋愛映画という枠を超え、日常のかけがえのない幸せに気づかせてくれる、多くの人に感動を与えた映画が、金曜ロードショーにて放送されます!
<『余命10年』とは…>
二十歳で難病を発症し、余命10年となった茉莉に小松菜奈。茉莉と恋に落ち、その運命を大きく変える和人を演じたのは坂口健太郎。小説の文庫化・映像化を待たずして亡くなった著者の想いを引き継ぎ、2人の「10年」の物語を全身全霊で演じました。
<『余命10年』のここに注目>
●茉莉と和人の、それぞれのストーリー。
ひとつの映画を通して、それぞれの視点から描かれる物語があります。
茉莉は“余命10年”という現実から生きることに執着しない為、恋はしないと決めていたものの、中学生時代の同級生、和人と再会し彼女の運命は変わっていきます。自分が病に侵されていることは隠しながら…楽しい思い出を重ねていく茉莉。和人は、生きることに迷い、死にたいとさえ考えていましたが、茉莉との出会いに生きる希望を見つけ、新たな一歩を踏み出します。
●二人を支える周りの人々
難病を抱える茉莉に接し、新たな思いを持つのは、和人だけではありません。友人・家族たちも、「大切な人たちとの日々」の素晴らしさに気づかされます。そんなそれぞれ二人の友人役に山田裕貴と奈緒。茉莉の家族に黒木華、松重豊、原日出子。さらに田中哲司、リリー・フランキー、井口理(King Gnu)など、豪華俳優陣が集結します。こちらも注目です!
●監督の四季にこだわった映像
藤井道人監督がこの映画でこだわったのは“四季を通して撮影する”こと。約1年かけて行われた撮影では、春・夏・秋・冬の四季の移り変わりとともに二人の過ごした時間をとらえ、茉莉と和人の過ごした楽しくも切ない時間を丁寧に描きたかったのだそうです。
また、桜やイチョウなど季節を象徴する植物はもちろん、茉莉の家の中に飾られている花も毎旬変わっていて、その中に心情や願いを込めるなど、こだわりが詰まった映像になっています。その映像演出にもご注目ください!
<X(旧Twitter)では…>
放送当日、X(旧Twitter)では、映画の製作スタッフからいただいた、撮影中の裏話や映画トリビアをご紹介!
例えば、いくつかご紹介すると…
☆象徴的な桜は、CGでなく本物です。撮影予定日に満開予報でしたが、満開一歩手前だったため、その撮影を3日後にし、その日は撮影を延期しました!
☆イチョウの葉っぱも本物。なんと3トンの葉を集めてずっと倉庫に保管していたそうです!そして、このシーンがクランクアップ(撮影完了)。久しぶりに皆集まったので、撮影が終わってもスタッフキャスト全員でイチョウの葉を拾ったりして、なかなか誰も帰らなかったそうです。
などなど、金曜ロードショーのために教えてくださった撮影秘話を、当日ご紹介します!
- 『余命10年』(2022)
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10月20日(金)よる9時00分~11時14分 ※放送枠20分拡大 ※地上波初放送
◆原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫NEO刊)
◆監督:藤井道人 ◆脚本:岡田惠和、渡邉真子
◆音楽・主題歌「うるうびと」:RADWIMPS
◆出演:
小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、井口理、黒木華、田中哲司、原日出子、リリー・フランキー、松重豊【ストーリー】
数万人に一人という不治の病で余命が10年であることを知った二十歳の茉莉。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけはしないと心に決めて生きていた。そんなとき、同窓会で再会したのは、かつて同級生だった和人。別々の人生を歩んでいた二人は、この出会いをきっかけに急接近することに——。もう会ってはいけないと思いながら、自らが病に侵されていることを隠して、どこにでもいる男女のように和人と楽しい時を重ねてしまう茉莉。——「これ以上カズくんといたら、死ぬのが怖くなる」。思い出の数が増えるたびに失われていく残された時間。二人が最後に選んだ道とは……?