ストーリー
10年の時を経た2人は…
読書が大好きで元気いっぱいな中学生の女の子・月島雫(安原琉那)。彼女は図書貸出カードでよく見かける、天沢聖司(中川翼)の名前が頭から離れなかった。あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした二人だが、聖司に大きな夢があることを知り、雫は次第に惹かれていく。聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになるが、ある日聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、また必ず会おうと誓い合う。
それから10年後の1998年。雫は、児童書の編集者として出版社で働きながら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていたが、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司を想い、自分を奮い立たせていた。一方の聖司も順風満帆ではなかった。戸惑い、もどかしい日々を送っていたが、聖司にとっての支えも同じく雫であった。ある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。雫が答えを見つけに向かった先は…。