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2021.10.26

放送まであと3日 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 日テレアナウンサーが、“心が動かされたシーン”

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン特別編集版』

「金曜ロードショー」では、“泣ける名作”として高い評価を得ている、京都アニメーション制作『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』TVシリーズを、石立太一監督監修で新たに再構成した「特別編集版」として今週金曜に放送します。また来週11月5日には、劇場公開された『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形―』を本編ノーカットで地上波初放送します。

本作は、一度見たらその感動を更に人に伝えたくなる…こうしてファンの輪が広がっていきました。見た方は、それぞれの心動かされたシーン、セリフがあると思います。
実は日本テレビアナウンス部内でも、当時次々と“ヴァイオレットの輪”が広がり、多くのファンが生まれていました。そんなヴァイオレットに魅入られた、水卜麻美アナウンサー、中島芽生アナウンサー、伊藤遼アナウンサーが、「特別編集版」の中から一ファンとして挙げた、心動かされたというシーンやセリフをご紹介します。

【「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のあらすじ】

幼い頃に軍人として大戦に参加したヴァイオレットは、人の気持ちを理解したり、自分の気持ちを表現することを知りませんでした。戦後、手紙を代筆する「自動手記人形」の職に就いた彼女は、様々な依頼を受けながら、戦場で上官・ギルベルト少佐に告げられた言葉「愛してる」の意味を探し続けます― 
電話も普及しておらず、‘手紙’が誰かに思いを伝える重要な手段だった時代、感情を持たない一人の少女が、代筆の仕事を通して愛を知るまでの成長の物語です。

日テレアナスリーショット

【3アナウンサーが、心を動かされたシーン、セリフ】

●第1話:冒頭、手紙が飛んでいくシーン

>何気なく見始めたこのアニメで、最初のこのシーンの眩しすぎるほどの光、鮮やかな色彩、絶妙なアングルに衝撃を受けて、「え?これ映画?どういうこと?」と驚いたのを覚えています。(中島 )

●第1話:「『あいしてる』を…知りたいのです…」

>少佐の言葉の意味を知りたいというまっすぐな思いが込められた、命令だけに従い武器として動いてきたヴァイオレットが初めて自分の意志で何かをしたいと訴えた言葉です。物語の軸となるセリフで、どのシーンを見ていてもこのセリフが頭をよぎり、「愛って何だろう」と考えさせられます。(中島)

●第3話:「言葉の中から、伝えたい本当の心をすくい上げるもの」

>口に出している言葉がすべてではなく、その中から伝えたい本当の心をすくいあげるのがドールだという養成学校の先生のセリフですが、自分でも気づいていない心があるんだろうなと感じ、ちゃんと心と向き合うことの大切さを教えてくれます。(中島)

●第3話:ヴァイオレットとルクリアが、高い塔の上から素敵な街の景色を見るシーン

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン特別編集版』

>もちろん言葉の大切さもあるのですが、美しい景色が人の心をパッと変えるというのも、すごく素敵なシーンだなと思いました。(水卜)

●第3話:妹・ルクリアから兄への手紙を書くシーン

>ヴァイオレットの書く手紙は、最初は報告書のような「異常ありません」みたいなの文章だったのですが、養成学校で出会ったこの兄妹に触れたことで、一言なのにすべてのあたたかさが伝わる、簡潔で素晴らしい愛の伝わる手紙に、劇的に変わっていくんです。そこがすごく好きですね。(水卜)

●第7話:ヴァイオレットが湖面を駆けるシーン

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン特別編集版』

>自分に何かできないかと臨むヴァイオレットのひたむきさが人の気持ちを動かしたのだと、見ていてすごく嬉しくなりました。そして、ヴァイオレットが依頼者のオスカーの話を聞き涙するのですが、人の気持ちを自分と重ねて理解できるようになったヴァイオレットの成長を感じられました。(伊藤)

●第7話:「わたしは誰かの『いつかきっと』を奪ったのではないのですか?」

>代筆を通して愛してるの意味を知り始め、自分が燃えていることに気づいてしまったヴァイオレットが、これまでしてきたことの重さを知り、葛藤に苛まれるシーンです。何もわかっていなかったとはいえ、これまでの行いは決して消えないという残酷さが「燃えています」のセリフと共に胸に刺さります。(中島)

●第9話:道端に咲くヴァイオレットの花を見て、少佐に名前をもらった日を思い出し、一歩踏み出していくシーン。

>ヴァイオレットが自分のしてきたことを理解し、葛藤する中で、原点に返って、さらに強く成長していく描写が見事に描かれています。音楽も合わさって、涙なしでは見られません。(中島)

●第9話:「…してきたことは消せない… …でも… 君が自動手記人形としてやってきた事も…消えないんだよ…。ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン特別編集版』

>物語を通して優しいホッジンズですが、この言葉は単なる慰めでも、その場しのぎの言葉でもなく、きちんと現実と向き合い、正しく前に進むことの大切さを教えてくれる、厳しくも優しい、ヴァイオレットへの愛情が込められた言葉だと感じました。(中島)

>過去に犯した過ちだけではなく、人を思ってやってきたことも全てが、ヴァイオレット・エヴァーガーデンという人間を作っているのだというメッセージに心打たれました。同じように罪悪感を持ち生きているホッジンズだからこそ、ヴァイオレットに生きてもいいんだというこの言葉を送れたのだと思います。(伊藤)

●第10話:「人には届けたい想いがあるのです」「…届かなくていい手紙なんてないのですよ」

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン特別編集版』

>想いを届けたい一心で手紙を書く気持ちと、一方でヴァイオレット自身が手紙を届けたい相手はもういないことも感じさせる切ないシーン。伝えられるときに、きちんと想いを伝えようと感じました。(中島)

●第10話:涙を流すヴァイオレットへ、同僚たちからの優しい言葉

>このエピソードは、やはり譲れません。(水卜)

>この回は神です!母親の子どもを思う気持ちが凝縮されたお話しで、ハンカチなしでは見られません。そして、この代筆を終えた後に、仲間のもとに帰って来た時に溢れるヴァイオレットの涙がより胸に刺さります。代筆とは、あくまで相手の本当の心をすくいあげること。でも、心に寄り添うということは、相手の心に飛び込んで、同じ景色を見て、同じ感情を抱くことで初めて出来ることなんだと感じさせられるシーンでした。(中島)

>ヴァイオレットが人の気持ちを理解するだけではなく、人のことを思えるようになったのだと、その姿を仲間に見せられるようになったのだと、彼女の成長を感じられたシーンです。涙なくして見られません。信じられないほど泣きました。(伊藤)

●10月29日 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』金曜ロードショー特別編集版

2018年放送されたTVシリーズ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。今回、石立太一監督による完全監修の元、TVシリーズを再構成した特別編集版として放送。 物語の序章にあたる第1話から第3話までと、名作と言われる第7話、第9話、そして、神回と絶賛された第10話を中心に、本作の魅力をぎゅっと濃縮した特別版です。

●11月5日 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形―』

TVシリーズが大好評となり、2019年に劇場公開された「外伝」を、本編ノーカットで地上波初放送。 自動手記人形として成長を重ねたヴァイオレットは、良家の子女のみが通う規律の厳しい女学校に通う新たな依頼主・イザベラの元へ教育係として雇われる。次第に心を通わせる二人。やがてイザベラの過去の秘密が明らかに…。TVシリーズ同様、登場人物それぞれの想いが胸に迫る、心温まる物語です。

◆VTR「3分でわかるヴァイオレット・エヴァーガーデン」公開中

まだ、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」をよく知らないという方のために、物語の設定や、導入のあらすじをまとめたVTRを、番組HPで公開中。


更に、3人のアナウンサーによる「座談会」も、番組HPで公開中です。


それぞれ番組公式ツイッターでも短縮版を公開しています。(@kinro_ntv
皆さんが、本作に触れるきっかけになればと思います。是非ご覧下さい。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 特別編集版』(2018)
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 特別編集版』

10月29日 9時00分~10時54分

監督:石立太一(『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE-』)
シリーズ構成:吉田玲子(映画『聲の形』『けいおん!』)
キャラクターデザイン・総作画監督:高瀬亜貴子
原作:暁 佳奈
制作:京都アニメーション

[キャスト]
ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依
クラウディア・ホッジンズ:子安武人
ギルベルト・ブーゲンビリア:浪川大輔
カトレア・ボードレール:遠藤 綾
ベネディクト・ブルー:内山昂輝
エリカ・ブラウン:茅原実里
アイリス・カナリー:戸松 遥

感情を持たない一人の少女がいた。
彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。

――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙

手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形―』(2019)
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形―』のワンシー

11月5日 9時00分~10時54分

監督:藤田春香
監修:石立太一
シリーズ構成:吉田玲子
脚本:鈴木貴昭、浦畑達彦
キャラクターデザイン・総作画監督:高瀬亜貴子
原作:暁 佳奈
制作:京都アニメーション

[キャスト]
ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依
クラウディア・ホッジンズ:子安武人
ギルベルト・ブーゲンビリア:浪川大輔
カトレア・ボードレール:遠藤 綾
ベネディクト・ブルー:内山昂輝
エリカ・ブラウン:茅原実里
アイリス・カナリー:戸松 遥
イザベラ・ヨーク:寿 美菜子
テイラー・バートレット:悠木 碧

良家の子女のみが通うことを許される女学校。
父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、
白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。
未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、
教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。

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