
金曜ロードショーでは、10月10日(金)に、公開から43年、今なお語り継がれるスティーヴン・スピルバーグ監督不朽の名作『E.T.』を放送します!
公開当時、スター・ウォーズ(7,754億ドル/IMDb)を抜いて全世界でNo.1の約7.973億ドル(IMDb)の大ヒットを記録!世界中を感動の渦に巻き込みました。
これまで一般的だった「宇宙人(Alien)」に代わり「E.T.(THE EXTRA TERRESTRIAL)」という名称を世間に一般化させる程の社会現象を生み、「宇宙人」=“地球を侵略する怖い存在”から「E.T.」“=友だちになれる地球外生命体”と人々の意識を変える影響を与えるきっかけとなりました。

地球に置き去りにされてしまった異星人(E.T.)と、孤独な10歳の少年、エリオットとの友情を描いた本作。監督のスティーヴン・スピルバーグが両親の離婚など、複雑な家庭環境の中にいた自らの少年時代の記憶や思いが込められた作品としても知られています。
CGが普及していない当時、得意のアニマトロニクスなどの特撮技術を駆使してE.T.をリアルかつ、愛らしい動きに演出しています。

脚本は、元「ピープル」誌の記者で、当時ハリソン・フォードの恋人だったメリッサ・マシスン。本作は、スピルバーグ監督が『レイダース/失われた《聖櫃》』(1981)の撮影中のチュニジアで思いついたアイディアを彼女に話しながら構想をまとめていったとか。音楽はスピルバーグ作品に欠かせない巨匠ジョン・ウィリアムズ。印象深く感動的なテーマミュージックで作品をよりエモーショナルに彩ります。

主人公のエリオット少年を演じるのは当時11歳のヘンリー・トーマス。日本語吹替は、公開当初、吹替版に難色を示していたスピルバーグ監督が、「この子なら」と自ら指名したという子役時代の浪川大輔(1988年の収録当時12歳)。エリオットの妹、ガーティ役を、今やハリウッドの大スターであると同時に、テレビ司会者や、映画プロデューサーとしても活躍している、『チャーリーズ・エンジェル』(2000)のドリュー・バリモアが子役時代に演じていて、その可愛らしい演技に「天才子役」として世界中で話題となりました。

怪我をしたエリオットにE.T.が指を差し出して治すシーンや、エリオットがE.T.を自転車のカゴに乗せて空を飛ぶ、あの有名なシーン、胸が熱くなる感動的なラストシーンなど、心に残る印象的な場面が数多く登場する本作は、ご家族みんなで楽しめる作品となっています。
米アカデミー賞でも音響効果賞など4部門で受賞を果たした映画史に残る名作をぜひ、この機会にご覧ください。
- 『E.T.』(1982)
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10月10日(金)よる9時30分~11時34分 ※放送枠10分拡大
◆監督: スティーヴン・スピルバーグ
◆脚本:メリッサ・マシスン
◆製作:スティーヴン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ
◆音楽:ジョン・ウィリアムズ
◆出演()は日本語吹替
エリオット:ヘンリー・トーマス(浪川大輔)
メアリー:ディー・ウォレス(駒塚由衣)
マイケル:ロバート・マクノートン(鳥海勝美)
ガーティ:ドリュー・バリモア(藤枝成子)
鍵の男:ピーター・コヨーテ(安田隆)
グレッグ:K・C・マーテル(杉元直樹)
スティーブ:ショーン・フライ(岩田光央)
タイラー:トム・ハウエル(菊池英博)
プリティ・ガール:エリカ・エレニアック(村田彩)
E.T.:(声:高橋和枝)
【ストーリー】
満天に星の輝くある夜、森に囲まれた人気のない草原の空き地に不思議な飛行物体が着陸した。ハッチが開き、冷たい夜の空気の中に姿を現したのは宇宙からの訪問者たち。そして…。孤独な10才の少年エリオットと、地球にたったひとり置き去りにされた宇宙人“E.T.”との物語が始まる・・・。