今夜放送の金曜ロードショーは『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』。
シリーズ第5作である本作では、魔法学校の5年生となり、肉体的にも精神的にも成長したハリーたちが、少年から大人の世界に踏み出して、宿敵・ヴォルデモートとの闘いに挑んでいくという、ストーリー全体の大きな転換点を迎えます!
シリアスに、そしてダークに変化していく本作の放送に向けて、ハリー・ポッター役の小野賢章さんから本作の注目ポイントを聞いてみました。
●ハリー・ポッター役小野賢章さんインタビュー
Q:「不死鳥の騎士団」で印象に残っているシーンは?
やっぱりチョウ・チャンとのあのキスのシーンはかなり衝撃というか、かなり印象に残っていて、僕もたぶん15歳、16歳とかで、まだ初キスも経験してないような年だったので、相当ドキドキしながら見たシーンです。ここのシーンは細かく息入れたりとかしてないと思いますけど、なんかドキドキしたのを覚えてますね。
それと、初めてみんなが私服で行動しているのが印象的ですね、それまではずっと制服でローブを着て、杖もって、という感じだったので、みんなが私服で行動してるのがすごい新鮮でしたね。それで、私服で魔法を使ってっていうのが現実でもいそうだなって、そう思わせてくれるような感じが印象に残っていますね。
あとは、ダドリーも一緒に成長しているのも(笑)、これもハリー・ポッターの醍醐味ではあるかなって思いますね。現実のマグル(魔法を使えない一般の人)たちが、ちゃんと成長して悪ガキになっているっていうね(笑)。
※ダドリー:ハリーが預けられていたダーズリー家の息子でハリーを虐めていた。
あとは何といっても、シリウスとのシーンはやっぱり衝撃です。ハリーにとっては第2のお父さんと思えるような存在で、実際の父親の記憶がないから本当のお父さんのような存在だったんだと思いますけどね。そのシリウスが…!っていうところが印象的ですね。
Q:もし魔法を使えたら、どの魔法を使いたい?
「ルーモス」(暗い場所を杖で照らす呪文)とかはすごい便利な魔法だなと思います。あと「アロホモラ」(鍵のかかったドア、窓あるいは物体を開ける呪文)。いやー、ほんと便利だなって思いますね。あとは、魔法じゃないですけど「透明マント」はマストでほしいですよね!
Q:ハリーと共に歩んできた20年。「ハリー・ポッター」とは小野さんにとってどんな存在ですか?
「ハリー・ポッター」は僕の中では、ずっと存在し続けるものになるかなと思います。
(シリーズ全8作が)終わった後でも、やっぱり「ハリー・ポッター」ってすごいなって、いまだに思いますし、「『ハリー・ポッター』すごく好きです!」っていうのを、いまだに言われるんですよ。
本当にそんな作品をやれた事っていうのは、僕にとっては光栄なことですし、当時は「ハリー・ポッター」ってそんなに大作なんだって思わずにやってましたけど、今になって存在はどんどん大きくなってます。
当時見てた人は、すっかり大人になっているので、ここからは次のステップで、(リアルタイムで)見ていない、当時産まれていない子供たちが「ハリー・ポッター」を見て、夢をもったり、ワクワクしてもらいたいなって思いますね。
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
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12月3日 よる9時00分~11時24分 ※放送枠30分拡大
原作:J.K.ローリング
監督:デイビッド・イェーツ
脚本:マイケル・ゴールデンバーグ
[出演]
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ/小野賢章)
ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント/常盤祐貴)
ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン/須藤祐実)
べラトリックス・レストレンジ(ヘレナ・ボナム=カーター/高乃麗)
ヴォルデモート(レイフ・ファインズ/江原正士)
アルバス・ダンブルドア(マイケル・ガンボン/永井一郎)
シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン/辻親八)
セブルス・スネイプ(アラン・リックマン/土師孝也)
ドローレス・アンブリッジ(イメルダ・スタウントン/小宮和枝)【ストーリー】
ホグワーツ5年生となったハリーを出迎えたのは、周囲の白い目と新聞のふざけた見出し。ハリーがヴォルデモートの復活話をでっちあげたと書きたて、ハリー・ポッターならぬハリー・プロッター(策略家)と糾弾する始末。更に悪いことに、魔法省大臣コーネリウス・ファッジが闇の魔術に対する防衛術の新任教師として送り込んで来たドローレス・アンブリッジの“魔法省お墨つき”の授業は、ホグワーツに迫り来る闇の魔術に対しては不十分であった。そこでハリーはロンとハーマイオニーに説得され、有志を集めて“ダンブルドア軍団”を結成、厳しい監視の目をかいくぐりながら、きたる壮絶な決戦に備えるべく秘密の訓練を開始する。