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2020.1.24

撮影中にばら撒かれた一万円札の総額は?生瀬さんと香川さんのアドリブ合戦とは?「カイジ2 人生奪回ゲーム」の製作裏話を放送と一緒にチェック!

カイジ2 人生奪回ゲームのワンシーン

原作で一番人気のエピソード「欲望の沼」をベースにしたシリーズ第2弾「カイジ2 人生奪回ゲーム」が1月24日よる9時から放送!
当たれば一撃10億円!挑むのは巨大モンスターマシン「沼」。
自由を奪回するため、負け犬4人が大勝負に挑む!前作で借金をチャラにしたはずが、再び強制労働27年分の借金を背負うことになってしまったカイジ。彼は宿敵・利根川や賭けの場で出会った仲間たちと共に借金返済に挑むことに。しかし、4人の前に冷酷無比な裏カジノの支配人・一条が立ちはだかる!!
今回も映画の制作裏話をお届けします。放送とあわせてお楽しみください!

「姫と奴隷」はライオンではなくトラの予定だった?

カイジ2 人生奪回ゲームのワンシーンカイジ2 人生奪回ゲームのワンシーン

原作者でもあり、本作では脚本も務めた福本伸行先生。脚本作りについて「最初の打ち合わせから関わらせていただいて、まずはアイデアをいくつも提案してできてきた脚本をチェックしながら、セリフを考えました。全部で10回くらい打ち合わせしましたよ。いやぁ、映画の脚本作りというのは大変なんですね。勉強になりました。漫画は自分の思ったことを自由に描けますが、実写映画は俳優さんのスケジュールや撮影の都合など色々考慮した上で脚本を書かなくてはならない。」と話しています。
今回映画用に考えたゲーム「姫と奴隷」について、福本先生は最初「姫と虎」というものを考えていたそうですが、虎が調達できなくてライオンに変更になったんだそう!
福本先生は前作に続き、本作でも出演しており、「今回は負け犬役で出演しました、自分としては違和感ないとおもうんだけどいかがでしたでしょうか?演技(?)の最中藤原さんに後頭部を抱えてもらっている様子が僕としては萌えポイントです(笑)。」と語っています。ぜひ福本先生の出演シーン見つけてみてくださいね!

監督のこだわり「漆黒のドレス」と360度回転カメラ

カイジ2 人生奪回ゲームのワンシーンカイジ2 人生奪回ゲームのワンシーン

石田裕美役の吉高由里子さんが「姫と奴隷」で着ているのが美しい漆黒のドレスです。このドレスは白いウェディングドレスを黒く染めたもので、当初白のドレスしか用意できなかったのですが、監督のこだわりで黒バージョンを特注して制作したそうです。
また、カイジ役の藤原竜也さんがボタンの選択に悩むシーンでは藤原さんのまわりにぐるりと一周させた円形レールでカメラを360度回転させて撮影しました。つまり、スタッフもカメラの回転に合わせて映り込まないように逃げなくてはいけません!回転速度がかなり早いため、逃げ切るのもかなり大変だったそう。さらに、問題となったのが2頭のライオン。実は2頭同時に撮影するのはこの時が初めてで、カメラに映り込むタイミングで2頭が一緒に立ち上がって動いていてもらう必要があり、一苦労!よく動物の撮影は大変だと言われますが、今回のライオンは犬と違って、手で触ったりできないため、余計に難しかったそうです。しかし、その撮影も本番は一発OKで撮ることができたんだとか!
スリルも迫力も抜群の「姫と奴隷」のシーン。ぜひ放送でお楽しみください!

生瀬さんと香川さんのアドリブ合戦!

カイジ2 人生奪回ゲームのワンシーンカイジ2 人生奪回ゲームのワンシーン

本作でシリーズに仲間入りした坂崎孝太郎役の生瀬勝久さん。
「ヤッターマン」や「ごくせん」など数々の漫画原作作品に出演している生瀬さんですが、演じる際はあえて原作を読まないようにしているんだそう。その理由について生瀬さんは「原作に近づけようとすると、それをあらかじめ読んでいる方に足りない部分を探されてしまう気がするので、だったら台本だけ読んでいちから想像した人物を演じたほうがいいかなと思って。原作ファンの方がオリジナルと違うと思ったらごめんなさい(笑)。」と話しています。
利根川幸雄役の香川照之さんとの共演シーンでは、生瀬さんの次々変わる表情や演技は圧巻。段取り(リハーサル)で生瀬さんが「オイ、ギョロ目!お前のことなんか信用するか!!」とアドリブを入れると、香川さんが「ギョロ目はお前だ。自分の顔をよく見てみろ。」とアドリブ返しをして、現場は大爆笑!
段取り(リハーサル)だけの冗談だと思っていたら本番でも「オイ!ギョロ目!!」と発した生瀬さん。そのままOKになったそうです(笑)。

舞い上がる一万円札は本物!?なんと総額500万円!

カイジ2 人生奪回ゲームのワンシーンカイジ2 人生奪回ゲームのワンシーン

クライマックスで利根川が1000万円分のお札をバラまくシーン。なんと1000万円のうち500万円は本物のお札!本番では、お札は思った以上に高く舞い上がり、キレイに画面いっぱいに広がりました。「カット!」の声がかかると散らばったお札を素早く回収するスタッフと、ドキドキしながら目を光らせるプロデューサー。果たして無事に回収できるのか!?とみんなが心配になったそう。
初めは10枚以上足りないと焦っていたそうですが、セットの天井に引っかかっていたり、巨大パチンコ台「沼」の上に落ちていたり…。最終的に無事全額回収することができ、スタッフみんなでホッと胸をなでおろしたそうです。

巨大モンスターマシーン「沼」へのこだわり

カイジ2 人生奪回ゲームのワンシーンカイジ2 人生奪回ゲームのワンシーン

カイジ2のもうひとつの主役が大迫力のメインゲーム「沼」。カジノフロアの中心に5メートルはある出玉1000倍の一発台「沼」がそびえ立ちます。その姿はまるで彫刻が施されたモンスターのようです。
本作の美術作業は「沼」のデザインからはじまり、構想8ヶ月、製作期間は約4ヶ月かかったそうです。佐藤東弥監督から「ホンモノのパチンコ台のイメージから離れてほしい。そしてアナログな感じでいきたい。」と要望があったことから、蒸気機関車のボイラーや歯車をイメージし、そこに帝愛グループのクレイジーな成金感を加えるため、「インディ・ジョーンズ」の古代マヤ文明の遺跡のようなモチーフを追加し、機械と古代文明が融合したようなデザインに仕上がりました。原作では全面顔が描かれたデザインですが、映画ではその顔は中心部に集約されています。
この「沼」について伊藤カイジ役の藤原竜也さんは「笑っちゃうほど迫力がありますね。あの撮影は本当に大変でした。CGの部分は想像してやらなくてはいけないので、監督から”玉が入るとライティングが大きく変わり、「沼」がトランスフォームして、実際に風が吹き付けます”というような細かい説明をもらいながら半信半疑で演じていました(笑)。」と語っています。
「沼」のシーンは実物で撮る素材は3000カットを超え、CGだけで240カット。しかも玉は生き物と同じでなかなか思い通りにならず、動物の撮影のように玉に翻弄され続けたそうです。
そんなさまざまなこだわりが詰まった「沼」。映画ではどのようになっているのか?最後までチェックしてみてくださいね!

いかがでしたか?
仲間の裏切りと騙し合いが連続して繰り広げられる「カイジ2 人生奪回ゲーム」は1月24日(金)よる9時から放送です。お見逃しなく!

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