国民的人気キャラクターがまさかの対決!?世紀の大泥棒・ルパンVS迷宮知らずの名探偵・コナン
11月22日(金)は「ルパン祭り2019」第一弾!「ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE」を放送します。世紀の大泥棒ルパンと名探偵コナン、日本を代表する2大キャラクターが奇跡の対決を果たした注目作品です!
今回、ルパンが狙うのは幻の秘宝・チェリーサファイア。ルパンの狙いと、世界的アイドルスターの来日の影に陰謀がうごめいてることに気付いたコナンは、計画を阻止することが出来るのか!?コナンと次元、不二子と灰原、五ェ門と少年探偵団など、おなじみのキャラの競演にファンならずとも興奮必至!! ルパンの華麗な盗みのテクニックとコナンの天才的な推理力が激突する、超絶エンターテインメント!
そんな本作の製作裏話や「ルパン三世」の歴史をまとめました。ぜひ放送とあわせてお楽しみください!
ホントにやるの?ありえない企画の実現
世紀の大泥棒ルパン三世と、子供なのに冷静沈着な名推理を発揮する名探偵コナンの共演は良い意味で世間を驚かせました。実は本作の前に日本テレビ開局55年、読売テレビ開局50年の特別企画として、TVスペシャルアニメとして共演が実現しています。そのお話が来た際に「ルパン三世」の原作者モンキーパンチ先生は「ルパン三世とコナンをどうやって対決させるのかな」と興味津々だったそう。
前作のTVスペシャルと本作の両方で脚本を務めた前川淳さんは企画のオファーが来た時について「最初はホントにやるの?とできるとは思わなかったですね(笑)。実際にやらせてもらえることになって、これが実現するのはすごいことだと闘志がわきました。すべてが初めてのことだったのでかなり気を使ったし、難しかったのはどちらも人気作なので、同じ配分で見せ場を用意しなくてはいけなかったこと。TVスペシャルでは”VS”よりも人気の両者がコラボすることが命題でしたが、劇場版(本作)は徹底的に”VS”にしてやろうと思いました。それをやった上で全編どこを切っても見せ場の作品、映画ならではのスケールも大きく、一種のお祭りのような作品にしたいと思っていました。」と語っています。
「名探偵コナン」原作者 青山剛昌先生は「ルパン三世」の大ファン!
「名探偵コナン」の原作者、青山剛昌先生はモンキー・パンチ先生と「ルパン三世」の大ファンです。
「ルパン三世」の原作ファンとしての思いがとても強かったため、脚本についても「ルパン三世」はこうじゃないだろ、といった感じで直してもらったそう。さらに、我慢できず、峰不二子と灰原哀の入浴シーンや、カーチェイスのシーンなどの絵コンテをご自身で描いてしまうくらいのこだわりっぷりを発揮したそうです。
対するモンキー・パンチ先生は、最初のプロットだけ読んで「今回はこういう話なんだ」と確認したらあとはファンの方たちと同じように、どんな作品になるのかな、と待つタイプだったようです。
ちなみに、青山先生の初恋の人は峰不二子だそう!また、工藤新一の母親の旧姓「峰藤」は峰不二子をリスペクトして付けたそうで、名前の「有希子」は最初に声を演じた二階堂有希子さんから取っているんだそうです。
ファン大興奮のツーショット満載!あなたのお気に入りは?
ルパン三世側のキャラクターと名探偵コナン側のキャラクターの共演が、ファンをワクワクさせてくれるのが本作のポイント。
次元大介がコナンに「パパ」と呼ばれる偽父子コンビはTVスペシャルのときから、アニメ史に残る絶品ネタとしてとても好評なコンビでした。このふたりのツーショットについて亀垣一監督は「これは描いていて面白かったです。コンテを描いているうちに、どんどん膨らんできて、次元はコナンのことを色々調べるでしょう?あれはぼく自身かもしれませんね(笑)。次元とコナンのホテルのシーンでの場面は、描き始めたら彼らが勝手にしゃべり始めて止まらなくなっちゃった(笑)。」と語っています。
また、灰原哀を峰不二子のハーレーに乗るシーンは、青山先生のアイディアだそう。ふたりの入浴シーンは、数々のルパン三世サウンドを手掛けている音楽担当の大野雄二さんのアイディアで、「入浴シーンがなけりゃ、ルパンじゃない!!(笑)」という一言からあの名シーンが作り上げられたそうです。
高畑勲と宮崎駿も携わった「ルパン三世」の歴史
モンキー・パンチ先生の「ルパン三世」が登場したのは、1967年青年向けのコミック誌「漫画アクション」創刊号掲載の第一話「ルパン三世颯爽登場」でした。希代の怪盗ルパンの子孫が活躍する大人向けのコミックで、モダンでポップな作風はそれまでの日本のマンガにはない味わいがありました。
その後1971年にTVアニメのファーストシリーズが放送されます。お色気とアクション、アダルトな雰囲気のスキャットを多用した音楽など、それまでのアニメにはなかったものでしたが、それゆえか視聴率はふるわず、シリーズ半ばから子供向けへの路線変更のため、のちにスタジオジブリ作品で知られることとなる高畑勲と宮崎駿が演出に参加することになります。
しかし、本当の意味で「ルパン三世」ブームになるのはしばらく経った後のことです。各局での再放送が繰り返された後、空前のアニメブームが巻き起こり、ファーストシリーズを子供の頃に楽しんだ世代を中心に「ルパン三世」は伝説となっていったのです。
ルパンと言えば、特徴的でキャラクターのイメージを築いたあの声。アニメが放送開始されたときから山田康雄さんが声優を務めましたが、1995年3月劇場版第4作「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」の製作中に急逝されます。急遽、現在もルパンの声を担当している栗田貫一さんが抜擢され、見事山田康雄さんの代役をつとめました。
1996年にはモンキー・パンチ先生が監督を務めた劇場版作品が公開されたり、TVスペシャルとして毎年新作が作られ、新たなファンを生み出している「ルパン三世」。来週11月29日には完全オリジナル最新作「ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト」が放送されます。さらに、その翌週12月6日には山崎貴監督が手掛けた3DCG映画「ルパン三世 THE FIRST」も公開!テレビも映画もお楽しみに!
いかがでしたか?
ルパンが狙うお宝の陰に潜む巨大な陰謀…ルパン逮捕に挑んだコナンを待ち受ける運命とは!?
「ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE」は今日よる9時から放送です!お見逃しなく!