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2017.12.16

【ターニャの映画愛でロードSHOW!!】孤独な女性の人生が、星を巻き込んだ大冒険に! 女性にこそ見てほしい『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』

本作に登場するカイロ・レン、ストームトルーパーたちと、ターニャ
本作に登場するカイロ・レン、ストームトルーパーたちと、ターニャ

■超大ヒットしたものにある、「特別な何か」

こんにちはー『金曜ロードSHOW!』プロデューサーのターニャです☆

「超大ヒットしたものには、“特別な何か”がある」……突然ですが、私はそう信じています。

スイーツやファストフードなど食べ物にはじまり、電化製品や雑貨などの商品、小説や音楽、ファッションやライフスタイルなどの文化、そしてもちろん映画だって、人びとの支持を集め“超大ヒット”になり、愛されるものにはきっと理由があるのです。そうしたものに接する機会があったとき、私は食わず嫌いをしないよう、できるだけ一度は試してみることにしています。予断を持って「自分の好みではない」と結論を下し、人生を豊かにしてくれるかもしれない新しいものとの出会いを減らしたくないからです。試したうえで、好きか嫌いか判断すればいいのです。

多くの人は年齢や経験を重ね、自分の好みが見えてくればくるほど、予断を持って決断し、「これは自分にはあわない、好きではない」と思い、手を伸ばさないことが増えていきます。かくいう私もそうした傾向があることは認めざるを得ません。

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のワンシーン
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

なぜこんな話をするかと言いますと、今夜9時から「金曜ロードSHOW!」でお届けする「スター・ウォーズ」は、まさに“超大ヒット”した作品であり、間違いなく「特別な何か」が宿っているからです!

■「特別な何か」といかに出会うか

告白すれば、私はスター・ウォーズを劇場で見たのは前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が初めてでした。最初のシリーズ・エピソード4~6公開時は、小学生で映画館に足を頻繁に運べるほど豊かではなかったため、観られなかったのです。

結局、大学に入り少しゆとりが生まれてから自宅でビデオ鑑賞に明け暮れるようになって「『スター・ウォーズ』は観ておいたほうがいいだろう」と思い、「復習」というか「お勉強」として観たのでした。

「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」のワンシーン
「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」Star Wars: The Empire Strikes Back

続くエピソード1~3は、劇場に行こうと思えば行けたのですが、タイミングを逸して公開が終了。その後日本テレビの映画担当になって、あわててすべて鑑賞しましたが、デビューが遅かった感は否めません。周囲でスター・ウォーズについて熱く語っている人たちをみても、同じ温度感や情熱でトークに参加することがあまりなかったのは、「リアルタイムで映画を体感していなかった」ことも一因だと考えています。

その意味では、おととし『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を劇場で鑑賞し、今年『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を迎えたことは、リアルタイムで「超大ヒットシリーズ」を体感できる初めての機会でした。

結果、何が起きたかといいますと、「やっぱり、『スター・ウォーズ』ってすごいわ……」という当たり前のことを心から理解したのでした。そして先日、一足先に観る機会を得た最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を高揚感とともに楽しみ、何十年と続く「スター・ウォーズ」という「全世界を巻き込んだ巨大パーティー」にようやく参加できた、と感じた次第。

「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」のワンシーン
「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」 Star Wars: Return of the Jedi

そう、スター・ウォーズとは、お祭り気分でわくわくしながら鑑賞する要素がとっても強いシリーズなのです。様々な事情で観ていない……という方、今こそ、祭りに参加するときです!

■同時代を生きる幸せ“イベントムービー”

シリーズに馴染みがない方のために説明しますと、おととし公開されたシリーズ7作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、あらたな三部作のはじまりを描いています。今日公開になった最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に直接つながっているので、金曜ロードSHOW!で「フォースの覚醒」を観てから劇場に行くとちゃんと理解できると思います。予・復習は完璧! なのです。

もちろん、過去作品を観ていたほうがより深い感動が得られると思いますが……特にシリーズを観たことのない方は、これを機に過去6作品すべて見返すとなるとかなり大変ですよね。だからこそそうした方にも、今夜の放送がスター・ウォーズとの出会いとなり、公開中の新作の盛り上がりに参加いただければ嬉しく思います。……とはいえ、全部観たい! という方、ご安心を。Huluではエピソード1~6まですべて配信中です。そちらでお楽しみください。

さて、スター・ウォーズはなぜかくも多くの人々を虜にするのでしょうか。

映画を製作しているルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は「今回の作品の中心テーマは『家族の物語(サーガ)』であり、家族が世代を経るごとに繰り広げられる『愛と喪失』のドラマです」と記しています。

「はるか昔の遠い銀河」、つまり宇宙を舞台にしているものの、描かれている物語の柱は「家族の物語」です。親子の確執、離れて暮らしていたきょうだいの再会、まだ見ぬ家族への思い……シリーズに通底しているのは、こうした誰もが共感できるシンプルで普遍的なテーマなのです。

「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」のワンシーン
「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」Star Wars: Return of the Jedi

そして、様々な星の人びとや可愛らしいロボット(ドロイド、とシリーズでは総称)たち、魅力にあふれたキャラクターが一度聴いたら忘れられない音楽にのって壮大なドラマを繰り広げ、見たことのない特撮技術(VFX)が惜しみなく投入され、圧倒的な迫力映像で物語を紡いでいく。

こうしたものがすべて世界最高レベルで結集しているからこそ、映画だけでなく、アニメや漫画、音楽や絵画などあらゆるエンターテインメントに影響を与えるほど「モンスター級」エンターテインメントになったのだと思います。

また、SF、宇宙ものは苦手……という方でも、家族の物語やキャラクターの可愛らしさ、など誰もが好きになれる要素を含んでいます。だからこそ、私ターニャは言いたいのです。「スター・ウォーズは熱狂的ファンが観るものでしょ」、とか、「SFは見ないから」といった予断をすてて、今こそスター・ウォーズの扉を開きましょう!と。そして、映画史上最大規模のイベントムービーの同時代を生きる幸せを感じましょう、と。

■女性にこそ見てほしいスター・ウォーズ

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にはもう一つ、絶対に語らなければいけないテーマがあります。それは、「女性」です。今回からシリーズ史上初めて主役を女性が演じているのです。

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のワンシーン
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

孤独な女性レイの人生は、可愛らしいドロイド・BB-8との出会いをきっかけに大きく動き出し、小さな星を出たことのなかった彼女は大冒険に巻き込まれていきます。

大役に抜擢された新人女優デイジー・リドリーがはつらつとヒロインを演じています。イギリス出身のほぼ無名だった彼女が大抜擢でつかんだチャンスで、自らを投影させられるような役を文字通り体当たりで熱演している様子は本当に清々しく、シリーズに爽やかな新風を吹かせています。最高に素敵なヒロインですので、要チェックです!

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のワンシーン
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

たとえば、彼女をきっかけにして、「スター・ウォーズは男子が好きな映画でしょ」と思っている女性のみなさまにも今回見ていただければ私はとっても嬉しく思います。「フォースの覚醒」は映画の世界です。でも、ふとした出会いやきっかけで、人生が大きく動き出す、という経験は誰しも体験しうるもの。自分の中に秘められた魅力や才能が小さなできごとをきっかけに花開いていく……ほら、女性も共感できそうですよね?

もちろん、スター・ウォーズファン歴は第一作から、というコアなファンの方、普通に好き、という男性ファン、女性ファン、そしてまだ観たことがない、今まで興味がなかった、という方々……あらゆるみなさまに、今回の放送を楽しんでいただき、作品に宿る「特別な何か」を感じていただければと願っています。

放送中は、素敵な激レアスター・ウォーズグッズがあたるデジタル企画も実施します。リアルタイムでスター・ウォーズ祭りをぜひお楽しみください!

それでは皆様、心に残る忘れられない映画体験を☆

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のキービジュアル
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

日テレ『金曜ロードSHOW!』プロデューサーターニャ

日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』プロデューサー。報道局・社会部やカイロ支局勤務を経て、現在は編成局編成部で映画番組の編成を担当。火曜午前1:59~の『映画天国』(関東ローカル番組)のプロデューサーも兼ねる。

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