2025.8.15 よる9時〜10時54分放送

火垂るの墓

1988年制作 日本映画 字幕 ノーカット

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ココがみどころ!!

終戦80年の日
家族みんなで見てほしい
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幼い兄妹が戦火の中を懸命に生き抜こうとした
高畑勲監督の名作

終戦80年。戦火で両親を亡くした幼い兄妹を描く高畑勲監督の名作を放送。原作は、神戸の大空襲を体験した野坂昭如氏による直木賞受賞作。父が出征中に空襲で母を亡くした14歳の少年・清太が、4歳の妹・節子と共に“生きよう”とした姿をリアルに描き出していく。罪のない子どもや病気の母たちを容赦なく炎に飲み込んでいく空襲。周囲の人々に頼ることができない幼い清太と、優しさを見せる余裕のない大人たち。戦争の愚かさと哀しさを、高畑勲監督は切々と訴えかけていく。巨匠が渾身の力で描いた、いのちの物語。

ストーリー

蛍のように はかなく輝く
14歳と4歳の兄妹の“いのち”
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昭和20年9月21日夜、ぼくは死んだ…。神戸三宮駅構内で、清太(辰巳努)は息を引き取った。所持品はドロップの缶だけ。死体を掃除していた駅員がその缶を放り投げると、中から小さな遺骨がこぼれ落ち、草むらに季節外れの蛍が舞い上がった。
3ヵ月前の6月9日、神戸は大空襲に襲われた。清太は心臓の悪い母(志乃原良子)を先に避難させ、幼い妹の節子(白石綾乃)を連れて後を追おうとするが、行く手を炎に遮られてしまう。炎が収まるのを待って、避難所の学校へと向かう清太。しかしそこには、変わり果てた姿になった母が…。母はそのまま息を引き取り、清太は節子と共に、神戸の東にある西宮の親戚の家へ。叔母(山口朱美)は2人を歓迎し受け入れたように見えたが、次第に清太たちに厳しい言葉を投げつけるようになる。

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毎日小言を言われ、ご飯も満足に食べさせてもらえない叔母との生活に耐えきれなくなった清太は、叔母の家を出ることを決意。家から布団などを運びだし、節子と2人で池のほとりの横穴で暮らすことにする。
好きな時に好きなだけ食べられるご飯。はしゃいでいても誰からもとがめられることはない。お風呂も電気もないけれど、夜になったら蛍が灯りの代わりをしてくれる。自由な生活を手に入れ喜ぶ節子の姿に、ひと安心する清太。しかし、そんな生活は長くは続かなかった。食料はあっという間に底をつき、栄養失調になった節子のために清太は空襲の中を走り出していく…。

キャスト/スタッフ

声の出演

<清太> 
辰巳努

<節子> 
白石綾乃

<母> 
志乃原良子

<未亡人> 
山口朱美

スタッフ

<製作> 
佐藤亮一

<プロデューサー> 
原徹

<原作> 
野坂昭如 「火垂るの墓」(新潮文庫版)

<監督・脚本> 
高畑勲

<作画監督> 
近藤喜文

<美術監督> 
山本二三

<音楽> 
間宮芳生

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