今週7月26日は大ヒットアドベンチャーシリーズの第1作「ナイト ミュージアム」を放送します。
物語の舞台は、NYの自然史博物館。失業中でバツイチのラリーは、愛する息子の信頼を取り戻すために博物館の夜警として働くことに。しかし、夜になると展示物が勝手に動き始めて…!? キュートなティラノサウルスにガムが好きなモアイ像、恋するルーズベルト大統領など館内狭しと大騒ぎ!笑いと感動があふれたドキドキワクワクの大ヒットファンタジーをお楽しみに!
今回は「ナイト ミュージアム」のみどころとトリビアをご紹介します!
①「ボヘミアン・ラプソディ」ラミ・マレックの若い頃が見られる?
2018年に爆発的大ヒットとなり社会現象を巻き起こした「ボヘミアン・ラプソディ」。そんな大ヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」で伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカリスト・フレディ・マーキュリーを演じ、アカデミー賞主演男優賞を受賞し話題となったラミ・マレックが本作に出演しているのを皆さんはご存知でしたか?
ラミ・マレックが演じるのは古代エジプトの王子・アクメンラー。3600年続いた古代エジプト王朝の王(ファラオ)で、神ホラスの生まれ変わりと信じられ、死後はミイラにされていました。本作に登場する際も白い布でグルグル巻きにされています。
このアクメンラーの衣裳製作は、衣装デザイナーのレネー・エイプリルの中で最大の困難だったそうで、「彼はミイラなので布で包める衣裳を作らなければならなかった。同時に、偉大な不エジプトのファラオとしての輝きと栄光の頭飾りと、大きい黄金のコートが必要だったの。この衣裳はたくさんのビーズを使用したのでとても時間がかかったわ。」と話しています。
衣裳の工夫含め、若い頃のラミ・マレックに注目してみてくださいね!
②ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズなど世代を超えたコメディ・スターの豪華共演
大人になりきれないトラブル続きの主人公・ラリー・デリーを演じるのはベン・スティラー。
当初からラリー役にはスティラーが考えられており、とんでもない逆境に直面するキャラクターを等身大で演じられるのは彼以外考えられなかったそうです。スティラーは本作について「少年の頃の博物館には、本物の魔法のオーラが漂っていた。この世にこれまで存在した最もクールなものが立体的に展示されていたんだ。夜になるとそれらに生命が吹き込まれるというコンセプトほど魅力的でエキサイティングなものはないし、これは自分の目で見てみたい、と思ったよ。」と語っています。
また、スティラーより一世代上のコメディ・アクターでテディ・ルーズベルト大統領に扮するロビン・ウィリアムズも、このマジカルな物語に魅了された一人です。ロビン・ウィリアムズはアニメ版「アラジン」でジーニーを演じたことでも有名ですね。
ロビン・ウィリアムズは「撮影そのものが僕にはハロウィーンのようだった。さっきまでティラノサウルスと一緒だったかと思うと、エジプトのファラオが脇を歩いていて、その後すぐにサカジャウィアに出会う。まるでタイムトンネルを旅しているようだった。」とコメントしています。
さらに彼らよりも上の世代にあたる名優ディック・ヴァン・ダイク、ミッキー・ルーニー、ビル・コップスがラリーの先輩警備員の役で脇を固めており、脚本家のトーマス・レノンは「トーキー映画以来の愉快な俳優すべてを入れたタイムカプセルに入ったような感じだ。」とこの豪華共演を表現しています。
③規格外れの作業となった世界最高のミュージアムのデザイン
本作のヴィジュアル・デザインはとても大きなスケールの作業で、ショーン・レヴィ監督とスタッフ達の使命は全くの無から世界最高のミュージアムを作ることでした。
外観は有名なニューヨークのアメリカ自然史博物館を使用しましたが、貴重な美術品や値段が付けられないアンティークの飾られた室内で今回の物語の騒ぎを展開することは、もちろん不可能でした。そこで、バンクーバーのマンモス・スタジオという名前の通りの巨大なスタジオに、ミュージアムのセットが建設され、スタッフは展示物一つ一つデザインし、一方で彫刻、モデル、ジオラマなどを造る作業に追われました。
プロダクション・デザイナーのクロード・パレは「通常デザイナーは、一つ、または二つの時代に商店を当てて考えればよいが、本作では古代エジプトの寺院から西部のカウボーイのシーンまで非常にたくさんの時代のデザインが求められた。」と当時のことを振り返ります。特に、彫刻に関しては夜の生命が吹き込まれた姿を演じる俳優との差異がないよう、慎重に制作が進められました。そのためルーズベルト役のロビン・ウィリアムズは彫刻の型を取るために、プラスティックの包帯に包まれ、モデルのようにじっとしていなければならなかったとか。スタッフやキャストの想像を超える努力によって、本当のミュージアムで起きているようなリアルさが再現されていたんですね。ミュージアムの隅々まで見逃せません!
④ミュージアムに生命を吹き込んだVFXの”魔法”
本作に登場する様々な展示物に生命を吹き込んだのは、古代エジプトのおまじないではなく、最新のVFXというデジタルの“魔法”です。
一般的にはエフェクトショットのために、事前に綿密な準備が必要とされるのですが、本作ではいつも最高のジョークと最高の瞬間を求めていたため、その場のアイデアで変更が行なわれ、VFXチームはそれにあわせて作業を変更しなければならず、常に臨機応変な対応を迫られる大変な作業となったそうです。
VFXチームにとってチャレンジの一つとなったのが数インチしかないジオラマの人物製作で、89体の模型を作り、その模型がコンピューターを使って表現された数百人分のバリエーションの元となっているそう!さらに、本物の俳優を使って様々なアクション・シーンを撮影して、彼らをそのまま複製し、数百人もの群集が登場するシーンを製作しました。このジオラマのシーンはカメラが少し動いただけでスケール(寸法)の大問題が発生したりするため、事前の撮影プランを細かく練る必要がありました。気の遠くなるような作業の積み重ねで、あの名シーンができあがったんですね。
いかがでしたか?
恐竜もミニチュアもすべてが動き出す!不思議で愉快な博物館の物語「ナイト ミュージアム」は7月26日(金)よる9時から放送です。
ぜひご家族一緒にテレビの前でお楽しみください!